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期待の早稲品種 「てんたかく」の秘密に迫る。

「てんたかく」ロゴマーク

てんたかくアンケート結果

味は富山のお墨つき!

 「食祭とやま2004in砺波」会場内「第28回富山県米まつり」コーナーにて、てんたかくのアンケート調査を行いました。(2004年10月23日,24日実施、回答者数388人)

Question 1

 アンケートの回答者を見ると、もっとも多いのが60代以上、ついで50代、30代と続きます。

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 「てんたかくを知っていたか」の質問には「知っていた」が84.5%で、とても高い数値となりました。田植えから収穫、出荷、店頭発売にいたるまで、さまざまなタイミングを利用したニュース告知のほか、発売にあわせた積極的な広告展開など、マスコミを最大限に活用したPRが功を奏した結果といえます。

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 「食べたことがあるか」の質問は「ある」人の30.5%に対し、「ない」人が69%で倍以上の数値となりました。富山では、やはり「おいしい米はコシヒカリ」という根強い支持があることや、てんたかくが市場にデビューして間もないこと、また中高年以上の回答者が過半数を占めていることも影響しているのかもしれません。

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 実際に食べた人への質問では「おいしい」と答えた人が71%、「まあまあおいしい」という人もあわせると95%となり、非常に高い評価を得ています。

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 また「今後も食べたいか」の質問にも、「食べたい」という答えが81%となっており、米の味にうるさい富山県民も認める「おいしい米」の仲間入りを期待されます。

お米の世界は、かかあ天下!?

 ロゴマークが決まり、今年の初秋に本格デビューする早生の新品種「てんたかく」。これを機に、これまでの早生品種がほぼ全面的に「てんたかく」に切り替わり、約3,000haで栽培されることになります。
「てんたかく」の育成が開始されたのは、平成4年のこと。優良な富山県独自の早生品種の育成が望まれていたことから、ハナエチゼンを母、ひとめぼれを父として、富山県農業技術センターが交配したことが、誕生の始まりです。

 この父と母との役割の違いが、意外とユニーク。生かしたい特徴を多く持っているものが母となり、母に足りない部分を補うのが父となります。ですから、「てんたかく」は、ハナエチゼンの"品質が良く、倒伏や病気にも強い"という特徴に、ひとめぼれの"美味しい"という特徴をプラスして生まれたものなのです。

母(ハナエチゼン)+父(ひとめぼれ)=てんたかく

 お米の交配においては、父より母の方が強い、という関係が出来上がっているのですね。